抗血栓食研究会が勧める抗血栓性野菜品種について(平成28年版)

抗血栓食研究会のメンバーは、野菜・果物の抗血栓作用を調べてきました。我々は、まず、どの測定法が野菜・果物の抗血栓作用の選別に最適かを検討しました。主に動物実験の結果から、下に示す測定法に注目しました。

Global Thrombosis Test (GTT) を用いますと、抗血栓作用が野菜・果物の品種によって異なることがわかりました。ある品種は血栓形成を抑えますが、促進する品種もあるのです。抗血栓性野菜品種を健常者に食べてもらい、摂取開始2時間後(急性効果)および3か月後に採血し(長期間にわたる介入研究)、GTTで測定しました。これらの結果から、抗血栓性野菜・果物品種の血栓症予防効果の可能性が示唆されました。

今回は、抗血栓性野菜品種のうち、トップクラスに分類された野菜品種についてお知らせします。果物については、後日にお知らせしたいと思います。

我々の研究では、野菜・果物に含まれるポリフェノール量および抗酸化作用と抗血栓作用の間には、相関は認められませんでした。

抗血栓トマト

抗血栓性ミニトマトの一例

参考文献

山本著:脳卒中・心筋梗塞・認知症などの生活習慣病を予防する野菜・果物を見分けるコツ - おいしさ plus 血栓予防. (MyISBN - デザインエッグ社) (2014).

Yamamoto et al. Reevaluation of antithrombotic fruits and vegetables: great variation between varieties. Drug discoveries & therapeutics (2016); 10(3):129-140.

Yamamoto et al. Evaluation of antithrombotic effect: Importance of testing components and methodologies. Drug discoveries & therapeutics (2015); 9(4):258-266.
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